朝ドラ ひよっこ 懐かしい風景

ひよっこヒロインの みね子の働くような 洋食レストランは
あの時代の子供にとっては 特別なところだった

法事や 正月の 和食のごちそうとは ちがって
肉やバター ホワイトソースやデミグラスソース
最後に出てくる 美しいデザート

畳に床の間 仲居さん じゃなく
テーブルに マントルピース
アームタオルの 給仕なのだ
ぴかぴかに光る フォークやナイフ

年に数えるほどしか つれて行ってもらえない
夢のような 場所だった

昭和の あの時代 家族で洋食屋さん に行くのは
貴重な 非日常的な イベントだった

戦争で日々の食事さえ ままならなかった日本人
子供時代に ひもじい思いをした親が
やっと 訪れた平和な時代に
自分たちの口にできなかったご馳走を
家族だんらんで かこむひとときは

子ども達に してくれた 愛情表現なのかもしれない

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